SDGs・脱炭素
SDGs de地方創生とは
SDGs de地方創生とは、SDGsの考え方を地方創生(地域活性化)に活かし、魅力あふれる地域を更に元気な街を実現する方法について参加者全員で対話し、考えるためのゲームです。
運営事業者:issue+design(特定非営利活動法人イシュープラスデザイン)
Project Design(株式会社プロジェクトデザイン)
世界の問題と地域の問題に共通すること
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)は、2001年のミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択されました。
世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、途上国も先進国も含めた世界全体で2030年までに解決していこうという国際目標です。
そのSDGsの考え方を街づくりに活かしていくことで何が得られるのか?
そもそも、世界規模のグローバルな問題と、国内の一地域の活性化の問題がに関係性があるのか?と疑問に感じられる方も多いかもしれません。
実のところ日本の各地域が抱える課題も、世界が抱える課題と根本原因や構造がよく似ているということに気が付いたのです。そのため、SDGsの考え方を理解することは街づくりや市民活動、ひいては企業活動を活性化することにも役立つのではないかと思っています。
【ファシリテーターを取得したきっかけ】
私が起業したその年、会社員時代に大変お世話になった女性経営者から途上国の女性達が保健サービスを受けられるよう支援している国際NGOの活動に協力してほしいという相談を受けました。
当時の私は、SDGsはおろか、途上発展途上国の女性が具体的にどんな暮らしをしているのか全く知りませんでした。世界では1日約800人の女性が妊娠や出産、中絶が原因で亡くなっていて、そのほとんどが発展途上国で起きている。また、先進国と同様の治療を受けられる環境があればほとんどが助けられるという現実に衝撃を受け、途上国の妊産婦を支援する活動に参加をしました。
最初は途上国の女性達の手助けになれば…と思い、まずは「伝える」活動からスタートしたのです。
伝え始めて見えてきたこと
途上国の悲惨な状況を伝える資料を作っている時に、SDGsという言葉に出会いました。
そして、その時「途上国の現状を伝える」ことから「SDGsを伝える」に私の意識はがらりと変わりました。
なぜなら世界各地で起こっている問題のほとんどが、この日本でも起きているという事実に気が付いたからです。
「飢餓」「女性の貧困」「平等な教育機会がない」等、一見すると先進国ではありえない話。もちろん、自分の身近にそんな人は思い浮かびませんでした。
当時、国内の特定非営利活動法人さんとの関りを持っていたことから、実際に様々な事情で飢餓や貧困で困っている方々のリアルな現状を聞くことになり愕然としたことをよく覚えています。
自分が知らないだけで、実際に学校現場や企業などでは実際に起こっていたわけです。
日本にはびこる貧困などの様々な問題を、どうすれば多くの人の自分ごととしてとらえてもらえるのかと考えていた時に出会ったのがこのゲームでした。
学校や職場でSDGsの考え方を取り入れる意味
SDGs de地方創生を社員研修や学校の授業に取り入れると、オープン開催の体験会に参加するよりもより深い学びが得られます。
その理由は「現場で今起きている問題を共有することが出来る」からです。
有料参加の体験会では、開催地周辺から幅広く参加者を集めるため、なかなか詳細なテーマを設定することが難しいのが現状です。それでも、体験いただいた方々からはご満足したと声を頂いていますが、もう一歩踏み込みたい、具体的なアクションプランまで考えたいというケースへのサポートまで至らない部分があります。
そんな個別の事案にも、企業や学校単位での開催であれば事前の目標設定などを通してきめ細かく対応することが出来ます。またSDGsの考え方を足掛かりに「どうすれば目標を達成できるのか」を具体的に考えアクションプランを決めることまでサポートいたします。
体験会、楽しかったね!
SDGsなんとなく、ぼんやりわかったかも…
で終わらずに、じゃぁ具体的に今からどう行動するか、何を変えるかと言うところまでを考えるには
問いかけるテーマを詳細に設定することを心がけ「出口」戦略を組んでいます。
ですので、会社や学校などのある程度人数のまとまったコミュニティでは、組織や街の未来や抱える問題に対してSDGsの考え方を用いて解決策を見出すまでサポートすることが出来ます。
脱炭素まちづくりカレッジとは
持続可能で豊かな地域を守り、作るために、地域の脱炭素化を推進する人材を育てる場。
運営事業者:issue+design(特定非営利活動法人イシュープラスデザイン)
コンテンツ1:脱炭素まちづくり BASIC[知識習得]
脱炭素まちづくりカレッジのコンテンツ1では、専門知識や背景情報を持ち合わせていない方でも、分かりやすく、そして正しい知識を学べる「BASIC」を実施します。脱炭素まちづくりに必要な地球温暖化・気候危機、緩和(削減)・適応に必要な市民生活やまちづくりの対策に関する知識を学ぶ講義コンテンツです。
カーボンニュートラル、カーボンゼロ、地球温暖化、気候危機、気候変動、脱炭素、環境SDGs。グローバルな環境問題への関心が高まりつつありますが、複雑なデータ、難解な因果関係、複数の用語など、理解をするためには、まだまだ非常に高度な専門知識が求められています。
PLAY!やDESIGNに参加する前にまずはBASICで基本知識を学びます。
コンテンツ2:脱炭素まちづくり PLAY ![未来体験]
気候危機や団炭素のことをBASICを通じ理解ができても、具体的にどんな変化が起きるのか、脱炭素化を推進するためには具体的に何をするべきなのかは、まだまだ分かりづらいのが現状です。 脱炭素まちづくりカレッジのコンテンツ2では、2030年半減に向けてまちづくりの推進を疑似体験するロールプレイングゲーム型の未来体験プログラム「PLAY!」を提供します。
参加者は、20種類のプレイヤーの中から、1つの役割を演じ、2030年までに自分の排出量、地域全体の排出量の半減に向けて、様々なプロジェクト実施にチャレンジします。プロジェクト実施に向けて、他のプレイヤーと資金や人的ネットワーク、情報を交換し、協働することが重要です。 プロジェクトの中には、大幅削減につながるもの、逆に増えてしまうもの(トラップ)もあるので、プロジェクトをよく知ることが必要不可欠。排出量の状況に応じて、地域には「大規模災害」「食糧危機」「感染爆発」など、気候変動による負の影響が生じることもあります。
BASICで基礎知識を習得し、PLAY!で2030年までの排出削減シミュレーションを行った後は、DESIGNで具体的な企画を作ります。自分および自分達が暮らす地域の排出量を見える化し、「移動」「住居」「食」などの様々な領域での排出量を削減するた めのプロジェクトを企画・具体化し、自らの組織や地域での脱炭素、カーボンニュートラルを目指します。
Step 1: MY CO2の見える化
あなた自身の日々の暮らしからどのくらいの二酸化炭素が排出されているかを確かめてみましょう。衣・食・住・移などの日々の暮らしに関する約30問程度の設問にウェブシステム上で答えていくことで、単純な排出量だけではなく、全国平均との差分も表示されます。まずは自分自身の排出量を見つめ直し、具体的に何から始めるべきかを考えてみましょう。
Step 2:地域CO2の見える化
個人の排出量の次は、あなた自身が住む地域の排出量を確認していきます。ウェブデータベースを活用することで、あなた自身が住む地域の排出量がどの程度なのかを、全国平均の地域の排出量や他地域と比較しながら、分野別でも確認することができます。地域の排出量を確認し、地域の排出量を減らすためには何が必要かを考えてみましょう。
Step 3:脱炭素まちづくりプラン
個人・地域の排出量を確認した後は、具体的に何から始めるか、どうやって進めていくかをプランにしていきます。短期(すぐに)、中期(1-2年)、長期(3-5年)で実施する具体的な取り組みを整理することで、具体的に推進していくための準備を整えていきましょう。