幸せのフリーランス道

最近は会社員でも「安定」を求めるのが難しいと言われる世の中ですが
フリーランス(独立)を志す挑戦者たちにに時々出会います。

自分でやっていて思いますが正直、フリーランスという生き方は誰でも出来そうに見えて継続できる人とそうでない人がいます。

その違いは何なのか?
もちろん運やスキル、人脈が大事な部分もあるのですが「鈍感力」が一番重要だと私は考えています。
また、その他にも経験から学んだポイントをいくつかご紹介します。

周囲からの視線にどれだけ鈍感でいられるか

フリーランスになる最初のマインドセットで、私も周囲からの視線をどうとらえるかはとても苦労した部分です。何故なら、会社員時代めちゃくちゃ上司や会社、周囲からどう見られるかを一番に考えて行動していたからです。更に田舎に戻り、フリーランスとして活動していることが近所からどう見られているかということばかり考えていました。

いわゆる心の在り方の問題ですから、今から切り替えます!で切り替えられるわけじゃない。
徐々に意識をシフトするしかないんですよね。
私も、振り戻される時も多々ありますが、以前に比べれば他人の目が気にならなくなってきました。

一般的に言われている「周囲は人のことをそんなに気にしていない」という説は
あながち間違っていないことを体感すると徐々に人目を気にしなくなるかもしれないですね。

仕事をする相手は徹底的に選ぶ

フリーランスで働く醍醐味の一つは、仕事をする相手を自分で選ぶことが出来ることだと思っています。組織に属していれば、上司や同僚、クライアントを自由に選ぶことは難しい。
でも、フリーランスであれば自己責任とはなりますが、パートナー企業もクライアントも自分で選ぶことが出来る。

駆け出しの頃選んでいる余裕はないかもしれないですが、最低限の条件交渉などは要件定義の段階で可能ですよね。案件がスタートした後でも、違和感を感じれば対話など必要な措置を取ることもできます。長く続かないので、自分の要望や条件を相手に嫌われないようにと合わせてしまうことはおすすめしません。

無計画でもいいから、収益の柱と固定費の削減を

プロフィールでは詳しく触れていないのですが、私だいぶ無計画にフリーランスになりました。

自分の行動で一人でも多くの人を幸せにしたい
という想いのもと組織を離れフリーランスになったということは事実なのですが、その裏には、組織内のゴタゴタ、嵩む業務量、本当にやりたかったこととのギャップなど個人的感情が入り乱れていました。今になって思うと、当時は自分の力を相当過信していて天狗になっていたなぁと思います。
組織に守られていたからこそ、売り上げが悪くても最低限の給料は保証されていて休日もあったのにね。そのありがたさに気が付いたのは、随分と時間が経ってからですね。


フリーランスになって、何を提供するか、どう売上を作っていくのか、何を目指してそのために何をしていくかは全く決まっていない状態。
とりあえず会社辞めて、地元に戻ってそこから考えよう♪
そんな感じでしたw
我ながら、まぁひどい。。
それだけならまだしも、私の起業初期には車のローン、セミナー受講料のローン(ちょっと高額なやつ)、会社員時代に散財したカードの請求など、毎月稼いだ分と同じ位の出費がある時期がありました。

そのため、1件でも多く案件を獲得することに目をギラギラさせて友達との付き合いも断り毎日死ぬ気で仕事していました。今思い出しても、あの頃は本当にしんどかった。(自業自得なんですが)

お金の問題って、実際かなり心身に負担をかけます。
フリーランスになること自体は無計画でもやりながら決めるでも大丈夫だと思いますが
ある程度の期間無収入でもOKな程度の貯金や株や不動産等の収益を最低1つは確保しておくことは大切です。それが難しい場合は、会社員をしながらの副業や兼業で本業の月収と同水準の売上をあげることを最低半年継続できるようにするとか。車などある程度大きな金額のローンは収入が安定している時に繰り上げ返済等で終わらせておくのも安心ですね。

まとめ:やりたくないことリストを作ろう

フリーランスなりたい、新しいことを始めたい!そう思った時には、これだけは絶対やりたくない(なりたくない姿)ことを書き出してみてください。やりたいことリストは書こうとしてもあまり思い浮かばないときがあるので、やりたくないことから自分の理想を読み取る方がスムーズです。

どんな働き方もメリット、デメリットがあって何を選択するかは人それぞれです。
もし、これからフリーランスになろうと思っていたり、思いがけずフリーランスになってしまったという方、自分の働き方に悩んでいる人のヒントにでもなれば幸いです。