止める勇気、続ける勇気

毎年楽しみにしている新酒のイベントが
昨年に続き今年もドライブスルー開催となりました。

まぁ、このオミクロン株の流行状況では致し方無い。
出来る方法を考え実行してくれるだけでもありがたいと思っています。

今、イベント主催者の皆さんは苦渋の決断を迫られているのではないかと思います。
ここまで準備したのに、どうにかしてやれる方法はないか
もし開催してイベントでクラスターが出てしまったら…
開催することについて、周囲から賛同を得られなかったら…
色々な思いがあると察します。


通常であれば、かなえびととしても「WHITERIBBONRUN」の準備真っ只中の時期です。
WHITERIBBONRUNは公益性も高く一般的な地域おこしイベントとはまた気色が違うので、現状では新型コロナウィルス感染症が指定感染症を外れ、通常のインフルエンザや風邪と同じような扱いになるまで一旦お休みしたいと考えています。なので、今回はエントリー自体を控えました。
支援者の皆様からは残念というお声も沢山いただいているのですが、関わっていただく皆様の安全や安心、納得感を大切にしたいことから導いた結果です。

いつも開催のご協力を頂いている武雄市は2年連続大水害の被害に見舞われています。
確かにWHITERIBBONRUNは、途上国の女性支援につなげることが目的のチャリティーマラソン大会なので義援金やエントリー費が途上国支援に使われることは当然なのです。
だから、もし武雄市への寄付等を行いたければ、WHITERIBBONRUNではない部分での募金やイベント収益金を充てる必要があるんですね。

それは重々理解しているつもりです。
ただ、2年連続で事務所や店舗、住居が水につかり、更なるコロナ禍で観光客や地元の客足も伸び悩んでいるという状況で、国際協力をというのは・・なんかちょっと違う気がしているのです。
もともとボランティアって、自分がまずもって満たされていないと出来ることじゃないですから。

そんなこともあって、WHITERIBBONRUNの開催からしばらく離れることになったのです。

止める選択をしたときこそ、考える

今回のオミクロン株のことだけでなくても、様々なピンチに見舞われて開催が危ぶまれるイベントは今後もあると思います。そして、どうしても「止める」選択をせざるを得ない時があると思います。

止める選択をした時こそ、一度立ち止まって考えてほしいと思います。
自分たちが開催しようと思っていた企画の事
これを実行することで、どんな未来が見えるのか
誰を幸せにできる企画なのか
もっとブラッシュアップ出来ることはなかったか


趣旨や内容により考えることが違うとは思いますが
少し時間が出来るからこそ、改めて考えてみてはいかがでしょうか。