夢が叶った後の世界はどうなるの
福岡県遠賀郡岡垣町に修学旅行にいらした学生さんたちに
SDGs de地方創生カードゲームを体験していただく場をサポートしてきました。
参加者の方から頂いたある質問を通して、現実の世界で夢を叶えることが周囲にどんな影響を与えるのか
を考えてみたのでシェアします。
しかしながら、先月に引き続き久しぶりのリアルでの場
会場の熱気やファシリテーター同士の交流、学生たちから投げかけられる素朴な疑問や質問
全てが新鮮で沢山の刺激を頂きました。
SDGs de地方創生カードゲームでは、その場にいる人達と「架空の町」をつくり
プレイヤーカードに書かれた自分の志(目標)を達成するべく行動し、12年間で「架空の町」がどんな変化をするのかをゲームで体感するものです。
自分の目標を達成したら町が良くなるのか?
参加していた学生さんの一人が
自分の目標を達成したらどうなるの?何かもらえるの?
とご質問いただきました。
大人にはない発想で面白いなぁと感じました。
私が過去体感してきた所感ですが、ゲーム上、プレイヤーカードに書かれている目標を達成することと
人口、経済、暮らし、環境の町の状況は比例しているように思います。
ただ、達成した時の町の状況が必ずしも良いかというとそうではなく
様々なゴールを達成するためにアクションをおこすことで結果として町の状態も良くなるということだと理解しています。
じゃぁ現実世界では、どうでしょうか?
現実世界に住む、私達が自分の本当にやりたいことをやって夢や目標を叶えることが
町や地域を元気にすることにつながるのでしょうか。
私の答えはイエス。
理想論かもしれませんが、イエスと言いたい。
どんな夢でも叶えてみないと分からない
夢と一言で言っても様々なものがあります。
小さなものから大きなものまで
私利私欲にまみれたものから社会貢献にあたるものなど。
実際のところはやってみないと分からないのが現実です。
そして、ゲームと違って地域の状況の良し悪しを図るツールがないのでその判断は各自に任されてしまいます。
私自身、昨年からワクワクリストを書き、書いたものをいくつか叶えてきました。
叶ったことがうれしかったこと、実際のところそうでもなかったこと
叶えた結果予想していなかった状況に見舞われたことなど良い事ばかりではありませんでした。
私たちは、行動して自分が思い描いた通りの結果が出た時喜びます。
でも、自分が思い描いた結果でも、自分にとって良くない結果だった時は落胆します。
つまりは、自分の基準で良し悪しを決めているんですよね。
やってみたからこそ分かったのは、必ずしも行動の結果に満足しているわけじゃないけど
やってみたから見えた世界もあった。
そうやって、自分の基準をより具体的にしているのではないでしょうか。
どんな世界を望んでいて、何が好きで何が嫌で、どうしたいのか
それがわかっていればいつも自分をご機嫌にすることができます。自分の人生を幸せに感じる瞬間も多いのだと思います。
そんなご機嫌な人が増えることは、町や地域を元気にすることにもつながっていると思っています。