人口が多い地域のメリットとは
確かに、人口が多ければ何でもいいってわけじゃないと思っています。
自分の居住地をディスるわけじゃないけど
佐賀県の人口は約80万人いるけど、福岡市内へのアクセスが良いこともあり
若者は福岡で働き、福岡で遊ぶ。
佐賀で仕事をしていても、買い物や遊びに行くのは博多や天神。
というのが佐賀県の現状。
そんなだから中心部の商店街は閑散としていて、人はゆめタウン等の大型商業施設にいる
人口が多いと何がいいのか
SDGs de地方創生でもよく議題にあがることなのですが
「人口(特に若者)」が少ない街はだめなのでしょうか。
一般的に言えば、税収負担や地域のインフラ整備の問題などから人口は多い方がいいと思いますが
仮に高齢者を中心とした町であっても、活気があって地域経済が正常に動いていればいいと考えていて地方経済や住民の幸福度などの人口ではない別な視点を今後は作っていく必要があると考えています。
http://www.toshimirai.jp/machidukuri/w3_matsue.html
資料は古いですが、実際に高齢者が元気な町は日本各地にあるわけですし
そこが若い人を排除しているわけでもない。
逆に、そういう元気な高齢者から若者が知恵やヒントを得て更に相乗効果が生まれることもあるでしょう。
自治体は公共(みんな)のために動くことが求められ、一個人や企業のためには動きづらいところがあります。
でもその行政の方針に市民や企業は必ずしも従う必要はなく、自らの基準ややり方を作っていいと思うのです。
ちょっと話が脇道にそれますが、新規集客って意外に大変です。
コストもかかるし、手間もかかる。
その昔、新規を集客する際は私は3の動きをしなさいと言われていました。
例えば100人集客したければ、300人以上の人に声をかけるとかそういうことなのです。
要は認知をどこまで上げられるかが大切なポイントというわけですが、それって心が折れます。
こんなイベントするから来てください
この日空いてますか?
○○さんに絶対参加してほしいイベントがあるんです
みたいな風に声をかけていく件数が増えれば増えるほど、断られる確率も上がるのです。
時には言われたくないことも、苦言も入ってきます。
人口問題とイベント集客では状況が違うのですが
そんなことをやっていてほとほと疲れて動けなくなってしまった時に
私は、コンテンツの質に注目する方向に大きく舵を切りました。
人数に固執するのではなく
参加した人が楽しんでくれて
期待したものが持ち帰れて
また、参加したいと思ってもらえるような内容を追求しました。
そうすることで、参加者数は明らかに減ったけど
その場に来られた方と深い関係性を築くことが出来て
その場にいるみんなが仲良くなって、仲間になって
という循環が生まれました。
人は楽しいところに集まってくる
人は、人が沢山いるから集まってくるという風に思っている方もいらっしゃるかもしれませんが
人は「楽しいところ」に集まってくるのです。
だから、どんな田舎でも、面白い取り組みをしている街や企業がたくさんあって
住民が人生を謳歌している環境であれば数は少ないかもしれませんが興味を持った人が集まると思うのです。
人がいるから仕事が生まれ、経済が活性化し、街がにぎやかになる
これからの時代はそんな循環をする地方が増えていくと面白いのではないかなと思います。