地方の魅力に必要な３つの要素

約１年程前に、「伝えられる人を育成する」エフェクターズスクールに通っていました。

作家で起業家の春明力さんが代表を務める株式会社マインドプラスさんが主催しているスクールの一つで
自分らしく楽しく働く人を増やすというミッションの元、多くの起業家さんのサポートをされています。

実は私も起業した初期の頃からずっと春明さんのブログを読んでいてその言葉にいつも救われていました。
他にもたくさん素敵な記事を書いている人はいるけれども、春さんは、読み手に寄り添い、読み手の不安や心の葛藤を否定することなく言葉を届けてくれる。

いつも苦しかった時に助けてもらっていた春さんの講座をいつかリアルで受講したい
そして、私も春さんのように相手の考えを否定することなく、言葉を想いを届けられる人になりたい
そんな風に思っていて、念願かなって受講したのが2020年3月でした。

先日、そのエフェクターズスクールの1年後会がありました。
私は仕事の都合で東京には行けなかったのでZOOMで受講。

この一年、コロナ禍であったとかそういうのを横に置いても、私自身が迷走し、やってみては違うと思って中止したりと紆余曲折して結果として胸を張れるものがなかったこともあり正直参加すること自体気が重い。。。
それが始まる前の本音でした。

でも今更過去を嘆いてもどうにもならない。
だから思い切って、今年一年をじっくりと仕事とプライベートに分けて振り返ってみました。

それは本当に魅力ですか？

細かな振り返りは割愛しますが、この1年を振り返って
私にとっての地方創生とは何か？
地方創生という枠組みの中で私が提供できるものは何か？
を自分で見つけていたことに気が付きました。

よく、あなたの地方の魅力は何ですか？って尋ねると
食べ物がおいしい
海があって山があって自然が豊かで
有名な○○という観光地があって
温泉があって
空気が美味しくて
人が優しくて

みたいな内容が返ってきます。
もちろん、それも魅力だと思います。

でも

それって、大体の地方に当てはまること。
つまり、言い換えると他の地域と大差がないと言っていることと変わらないというのが現実なのです。

それこそが、私がどうにかしたいポイントなのです。

色々な説があると思いますが、かなえびととして商品が売れるためには
・この場所にしかないもの
・今しか購入できないもの
・唯一無二のもの

という３つの要素が必要だと考えています。

この3要素がない状態で誘客を行うから、いわばどの地方でもあてはまるような
ありきたりな言葉や企画を行うことになってしまっているのではないかと考えています。
そうなると、イベント等を絡めて1度は人を集めることが出来ても、リピートにはつながりにくいという悪循環になりがちです。

そんな状況を生まないためにも、2022年と言わず、これからのかなえびとがご提供する地方創生は
まず、この「ここしかない、今しかない、これしかない」をみつけることから始めると決めました。

この1年コロナ禍で、好きな時に好きな場所に行けなくなり
色々と計画していたリアルイベントはすべて飛んでしまい、大好きだった案件も社会情勢により手放さざるを得ない状況になってしまい、迷走していました。

沢山迷って、走って色んな人の意見を聞いて、提案した企画ほとんどボツって正直に結構苦しかった一年でしたが
その中でもこの答えにたどり着くことが出来たのは、この1年で関わってくださった皆さんのおかげ。

この1年迷走し、くすぶって思うような結果が出せなかった分
これからは、もっとフットワーク軽く各地へ足を運び、現地を自分の目で見て
しっかり地域と向き合って必要としている人のお役に立つ人間になる

そう、改めて誓った一日でした。